日本の伝統工芸!つまみ細工&流行り
こんばんは!
この暑い中、熱い紅茶を飲むドロップです。
さて、今日はタイトルにあるつまみ細工について話していきたいと思います!
またコレを読んで少しでもつまみ細工の良さが伝わればいいなと思います。
目次
日本の伝統工芸?!
皆さん、手作り「つまみ細工」って知っていますか?
実はコレ日本の伝統工芸なんです。
京都の舞妓さんが、頭につけている「簪(かんざし)」はつまみ職人のプロの方々が1つ1つ丁寧に手作りで作成された作品で、とても可愛かったりキレイに見えたりするので、
- 子供の七五三につけてあげよう!
- 孫の成人式にプレゼントしてあげよう!
- 娘の成人式につけてあげよう!
なんて、思ったことありませんか?
でも、その反面
- それなりの値段がする
- 子供には豪華すぎる
- 一生に一回しか使わない
等々の理由で もったいない と考えてしまうと、なかなか手がでないですよね。
それならば、いっその事「手作り」にしてしまえばいいのでは?
と「つまみ細工」をはじめる方が徐々に増えてきているようです。
我が母もつまみ細工職人
うちの母親は流行っている手芸は1度触って作らないと気がすまなく、1作品は全て仕上げてしまう超がつくほど「手芸マニア」なんですが、性格に多少難があって...
- 一日で仕上げれないと嫌になる
- 時短を考えなければ続行を断念する
- はじめる前に素材、材料、副素材等をプロ職人並に揃えるだけ揃えてしまう
等々、そうとうわがままで面倒くさがりなんです。
そんな母が、
- 花びら1枚1枚に対してピンセットを使いつまんでいく
- 糊が乾くまで半日以上かかる(待つ)
- パーツパーツを作り、組み合わせて1つの作品にする
- 簪(かんざし)によっては(主婦の母)が1週間~2週間かかる
等、通常の母では絶対に続かないであろう手芸(つまみ細工)に、ドはまりしたみたいです。
姪の成人式にと昨年「簪(かんざし)」を作ってあげてました↓
材料、制作過程
では実際に、
- どのようにして作るの?
- どんな種類の材料があるの?
等を説明していきます!
★色々なcmの正方形の生地をピンセットで、1つ1つ つまみ(たたみ)1枚の花びらにする。
生地の種類
生地は、1cm~10cmの正方形から、色々なサイズの正方形が基本。
絹や羽二重 ⇒薄い生地
縮緬(ちりめん) ⇒絹織物の一つ。表面にちぢれがある。(百円均一で売っています)
古布(こふ) ⇒着物やスカーフ等の昔風の生地
つまみ細工は、和物柄の生地が主流です。
基本のつまみ方
画像の番号と同じ番号がつまみ方の名前です。
①剣つまみ(けんつまみ) 基本中の基本
②丸つまみ(まるつまみ) 基本
③剣裏つまみ(けんうらつまみ) 変型
④菱つまみ(ひしつまみ) 変型
★各6~8枚で一重の花
★各12~枚で八重の花
慣れていなくてもそれほど難しくはないですが、やはり根気が大事です!
仕上げ!の飾り
①組紐(くみひも)を結んでつける
②水引細工(みずひきざいく)
③房やタッセル
その他 銀ビラ
★好みの花と飾りを組み合わせて仕上げる。
この作業がなかなか楽しいらしく、あーでもないこーでもないと時間をかけてしまうらしいです。
海外でも人気?!
今海外(知人がロンドンやセブ島を旅してきた話)では、バンドをやっている人がアップ髪に「ぬりのおはし」を一本簪(かんざし)に見立てて、何本も刺しているみたいです。
他には、和柄の生地をリボンにして巻いていたり、金魚等和柄の生地で、小さいリボンをピンで留めていたりと、和テイストが流行っている模様。
知人が母に、
「海外に持っていけば売れるのにー!」
と話していました。
一本簪(かんざし)
とは、ぬりや金属の棒の先に、つまみ細工の花や和小物をつけた簪(かんざし)で、
細い紐やチェーンなどでぶら下げるものもあります。
最後に。
簪(かんざし)だけでなく、リボン等も思っているより簡単に作れるので、今年の夏祭りや、盆踊り、夜店や縁日へ、手作りの髪飾りをつけ、浴衣デートに出かける!
なんてのもありかもしれませんね!
蚊と格闘しながら必死こいて母に摘み細工の説明を受けるドロップでした。